フラワーアレンジメントの魅力と作り方
花のある暮らし、豊かな時間。
日々の生活の中で一輪の花があるだけで、お部屋の中がパッと華やいでと手の贅沢な気持ちになりますね。そんな花の魅力を毎日楽しむために、自由にあなたらしく素敵な花のある暮らしを始めましょう。
Table of Contents
フラワーアレンジメントの作り方
花の買い方、選び方
花は日々の生活に幸せや癒しを運んでくれます。気軽に花屋さんに行ってみる。例えば駅前の花屋さんをちょっとのぞいてみる。お店の雰囲気などから自分好みの花屋さんを見つけることから始めましょう。お気に入りの花屋さんを見つけて好きな花を選びます。
どんな花を買ったらいいのかわからないとき、迷ったときはお店の人に相談するのがいいと思います。そのためにもお気に入りの花屋さんを見つけて親しくなるといいですね。せっかくアレンジをするのなら、できるだけ新鮮な花を買いたいもの。
新鮮な花選びのポイント
- 花弁は反り返らず、ハリとツヤのあるもの。
- 葉は茶色に変色しておらず、鮮やかな色でピンと伸びているもの。
- 茎は折れていたり傷がなく、色のくすんでいないもの。
- ガクは茶色に変色しておらず、緑色でハリのあるもの。
- 実ものは実がバラバラ落ちていないもの。
買う時にチェックしてみてくださいね。新鮮な花でアレンジすると冬場でしたら2~3週間は持ちます(暖房している場合は異なります)
花屋さんで手に入る人気の花
- アネモネ(ふわっと開くビビットな大輪)
- アルストロメリア(日持ちがよく吸水しやすい)
- アジサイ(出回る時期はほぼオールシーズン)
- アンスリウム(南国を思わせるハート形で赤色が多い)
- オーニソガラム(星形で清楚な感じ)
- オンシジウム(フリル状の花弁が軽やか)
- ガーベラ(色、形が豊富な人気種)
- カーネーション(母の日の代名詞)
- クレマチス(江戸時代から親しまれる可憐な姿)
- スイートピー(甘い香りの春の花)
- スカビオサ(ふんわりとした印象を添える)
- コチョウラン(セレモニーに適した優雅な花)
- ストック(淡い春らしい色味)
- シャクヤク(表情の変化が美しい大輪)
- チューリップ(咲き方も豊富な春の定番)
花を買ったらまず最初に行うこと
花を買ってきたらさっそくアレンジしてみたいものですが、その前に花に水を吸わせる「水あげ」を行います。少し大きめの容器(料理用のボール等)を用意し多めに水を入れておきます。アレンジに必要のない部分の余分な葉をカットし水を入れた容器に茎元を浸し水の中で茎を斜め(花によっては真っすぐに)にカットします。なるべく切り口の断面を広くしみずをたくさん吸収できるようにします。カットした瞬間に水が上がるので、そのまま5秒ほど水に浸したままにします。
知っておきたい基本のフラワーアレンジメント
フラワーアレンジのために用意するものと下準備
用意するもの:花器、ハサミ、フローラルフォーム。
下準備:フローラルフォームを花器の大きさに合わせてカットし水を入れた容器に浮かべ、そのまま放置し、全体が沈むまで待ちます。この時上から手で押して無理に水を吸わせると中までしみこまなので注意しましょう。
基本パターン1 三方見(正面を中心に三方から観賞する180度展開)
正面を中心に180度でアレンジを展開します。壁や窓コーナーなどを背にして飾り三方から観賞するスタイル。
*クレッセント形
*トライアンギュラー形
*ファン形
*Lシェイプ形
*ホライゾン形
トライアンギュラーの作り方
ここではトライアンギュラー形のアレンジの流れを紹介します。
- 花器からフローラルフォームが5~2㎝出るようにセットし、面を指で押さえ丸くします。
- グリーンで二等辺三角形のホリエージを形成します。
- ポイントフラワーの一本目を入れ、それに対して残り2本を入れます。
- ラインの花を入れます。
- ポイントフラワーの斜め下に締めの花を入れます。
- グリーンで形を整えます。
基本パターン2 四方見(四方のどこからも美しく見える360度展開)
前後左右の四方から眺められる360度でアレンジを展開するスタイル。どの角度からでも美しく見えるように全体のバランスを考えながら花材を挿していくのがポイントになります。
*オールラウンド形
*オーバル形
*コーンシェイプ形
*スクエア形
*ダイヤモンドシェイプ形
オールラウンドの作り方
ここではオールラウンド形のアレンジの流れを紹介します。
- 花器からフローラルフォームが5~2㎝出るようにセットし、面を指で押さえ丸くします。
- グリーンで円形のホリエージを形成します。
- 中心にポイントフラワーの一本目を入れ、それに対して残り二本を入れます。
- インパクトの強い順に二か所入れます。
- ポイントフラワーの斜め下に締めの花を入れます。
- グリーンで形を整えます。
素敵なアレンジができましたね。
フラワーアレンジメントを飾る
考えてみたい花の置き場所と飾り方
自分の好きな花を、お気に入りの場所に飾ってみる。
「ここに花があるといいな」と思うさまざまな場所に飾ってみましょう。花を飾るどの場所にも共通して言えることがあります。「花をどこから眺めるか」を意識してみましょう。たとえばダイニングテーブルは360度どこから見てもきれいに飾ったほうがいい場所。
花の背後が壁面になる棚の上や窓辺は正面とその左右、180度くらいが美しく見えれば良いですね。こんなふうに考えると飾り方と置き場所に迷いがなくなりますね。
また、見る人の目線を意識して飾ることで、より美しく見えるものです。飾る場所は見る人の目線より少し低いほうがきれいです。ダイニングテーブルなら椅子に座った時の目線より低く。だだ、高い棚の上ならグリーンを下方に垂らして目線の方向を下げるという方法もあります。
場所別飾り方のポイント
ダイニングテーブル
家族やお客様と過ごす食卓には清潔感のある花を心がけて。
この場所で気を付けたいのは、香りや花粉ですね。ユリのように香りが強い花は食事の邪魔をしますし、花粉が落ちやすいレースフラワーのような花も避けたほうが良いでしょう。
リビングテーブル
家族がくつろぐ場所にあります。まわりに家具が多く、テーブルの上にもものを置きがちですが、こうした場所にこそ花を飾ると特別な空間になります。
ローテーブルなので安定感のある低めの花器に。花も高さを出さず横に広がるように飾るのがポイント。
玄関
後ろが壁面なので180度の目線を意識したアレンジを飾ると良いですね。
お客様をお迎えする花は大輪花を主役にすると華やかになります。床にじかに置くなら大輪の花や枝もので高さを出して目線が低くなりすぎないように気を付けます。
窓辺のコーナー
ガラスを通して、太陽の光が差し込む明るくて気持ちがいい場所。
庭や外の空間とのつながりを連想させる草花やハーブなどグリーンをたくさん使った花がおすすめです。例えばアレンジで使ったグリーンを少し小さな花器に入れておくだけでも素敵ですね。
キッチン
料理をする作業スペースですが、ほんの少し花を飾るだけでほっとする空間になります。
ダイニングテーブル同様、清潔感のある花を短めに切って小さく飾りましょう。
棚の上
スペースに合わせて花のボリュウームや高さを決める。
おいてあるものとの調和を考えて花と花器を選んでみるのも楽しいですね。
花で彩る暮らしのアイデア
花が身近な存在になったところで、花器に飾るだけでなくもうすこし違った楽しみ方をご紹介します。
エバーグリーンのクリスマスリース
針葉樹のみずみずしいグリーンに、松ぼっくりや赤い実で飾り付けたリースは、まさにクリスマスの定番。
そのままドライになるので1~2か月は楽しめます。
下げ紐をつければ玄関のウェルカムリースに!!
お正月
新しい一年の始まりを花で美しく迎えたいものですね。
松、キク、ナンテン(赤い実)は迎春の組み合わせ。
花器の代用として少し大きめのお盆でも大丈夫です。
フラワーボックス
いただきもののお菓子の空き箱などに花をたくさん詰め込んで、心が豊かになります。
フラワーリース
花だけで作ったリース。
ハンドタイドブーケ
花をスパイラル状に組んで花束にしていきます。
ラッピングすればお誕生日のお祝いに最適です。
終わりに
花を飾ってみたいと思ったら、まず花屋さんへ行ってみて下さいね。
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Flower Cafe Fresh Greenの体験レッスンは通常レッスンと同じように行います。